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TOP MESSAGE ~ 社長インタビュー ~

代表取締役社長 細川 貴志

会社とは「人」。究極的にはこれ以外にありません。
社員ひとりひとりの力の結集こそが強みであり、魅力です。

代表取締役社長 細川 貴志

社員それぞれが責任をもって使命を果たすという姿勢があります。

Q.1三光化成ならではの魅力、強みとは何でしょうか。

われわれ製造業が事業活動を行う上での根本的な要素は「品質」「価格」「納期」「サービス」です。これらいずれの点に関しても、当社は他社様と差別化できるだけの高い水準をキープしていると自負しています。しかし、あえて言いますが、だからといって他と比べて抜群に秀でているということはないでしょう。当社と同じく、他社様も大変な企業努力をされています。そういったしのぎを削り合う状況で圧倒的な差というものはつきにくいものと考えています。
この前提をもとに、では当社の優位性というものは何かということになると、これは「人」に他ならないと思っています。能力のことを言っているのではありません。先に触れた4つの要素を高いレベルで達成するため、ともに働く社員ひとりひとりが自らの責任をしっかりと感じ取り、使命を果たそうとしてくれている姿そのものが何よりの強みなのです。クレームやトラブルが起きた際にはみんな一丸となり懸命にリカバーする、お客様にご迷惑をかけないよう真摯に対応する、ミスをしてしまったら真剣に反省し、再発防止に全力を挙げる。会社で日々起こる様々な事柄を他人事とせず、わがこととして捉えてくれる社員が大半です。
それぞれが自分自身の判断基準や価値観を大切にしながら仕事に全力で取り組む。つまり、社員が企業活動へ主体的に参加していこうという意欲そのものが当社全体の魅力を引き立たせていることは間違いないと感じています。

社是「信義信頼」は、損得ではありません。
経営の上で常に立ち返るべき大切な価値観だと思っています。

社是「信義信頼」は、損得ではありません。経営の上で常に立ち返るべき大切な価値観だと思っています。

Q.2経営を行う上で大切にしていることを教えてください。

創業以来、「品質第一」「顧客中心」「信義信頼」を経営活動における中核の価値観として掲げてきました。その中で私が特に重視しているのは「信義信頼」です。これは当社の社是にもなっており、「信義」とは偽らないことで約束に応え責務を果たすこと、「信頼」とは信用され頼られることをいいます。この姿勢はすべてのステークホルダー(利害関係者)の皆様に対して等しく重きを置いている価値観です。つまり、信義信頼の対象はお客様だけではありません。ともに働く社員の皆さん、協力会社の方々、各事業所が立地する地域の皆様……など、私たちが企業活動で関係するあらゆる方々に対してのものです。

きれいごとに聞こえるかもしれません。実際、信義信頼ではお金はもうからないでしょう。信義信頼とは一方通行なものです。こちらがいくら信頼して託したところで相手に必ず伝わるとは限らないし、場合によっては裏切られてしまうこともあり得ます。損をすることの方が多いかもしれません。ただひとつ言えるのは、たとえ得にならなかったとしても、決して後悔はしないであろうということです。企業はそれ単独では生きられません。企業は長きにわたり社会の皆様に必要とされ、また皆様から支えられることで持続して活動できるのです。そういった環境の中で、たとえば困難が生じたとき、心に迷いが生じたときにこそ立ち返るべき羅針盤となるものは「信義信頼」をおいて他にないと確信しています。

企業は「持続すること」に価値があります。
これからも次の世代に大切なものを受け継いでいきたいです。

Q.3今後、三光化成をどのように発展させていきたいと考えていますか。

具体的なところでは、当社のプラスチック製造技術を生かした新事業の立ち上げや新しい業界への参入を通して市場の拡大を図りたいと思っています。それと業務のデジタル化推進ですね。あとは当社の将来を担うエンジニアの育成を何より重要視しています。当社は金型を使って成形機で生産する製品製造業であるため、化学系のみならず機電系の素養を持つ方には活躍できるフィールドが多いです。また、自動機による省人化に注力しており、より効率的な自動機を開発できる人材も必要と考えています。
概念的な話では、とにかく一年一年を大切にして悔いのないように前進していきたい。そうすれば、結果は後からついてくるものと考えます。時代に合わせて大切なことは守り、育て、引き継いでいくものです。今バトンを持っている者は生き様を背中で見せ、次の世代の者はそれをしっかりと目に焼きつけて受け継ぎ、また次へと渡していく。そうやって時代を超えて走り続けていった先に年月という時間が刻まれていきます。
当社は創立後半世紀を越えました。私は企業が「持続すること」が最も大事と考え、その実現のために施策を打ってきました。はじめは東北地方でスタートした当社は現在では中日本、西日本まで範囲を広げ、海外にも進出するまでに発展してきましたが、これは売上や利益をより多く得たいとかいうよりも、ひとえに会社が持続していくための手段として行ったものです。お客様や社員の皆さん、その他当社がお世話になる多くの方々と長きにわたって歩んでいきたい。この姿勢は今後も変わることはないでしょう。

社員とは会社そのもの。
社長になってはじめてそのことを痛感しました。

社員とは会社そのもの。社長になってはじめてそのことを痛感しました。

Q.4社長にとって、社員とはどういう存在でしょうか。

社員とは会社そのもの、企業そのものであると考えています。全社員の力の結集がすなわち企業力であり魅力となります。最終的にこう考えるに至ったのは社長に就任した後のことです。今の職責につく前は、社長とは多くのことができるものと単純に思っていました。ですが、いざ社長室のイスに座ってみて初めて気づいたのです。「ああ、自分一人では何もできないんだ」と。
経営は大事で、工場や設備などももちろん大事です。しかし、社員の力がないと経営は思うように進められず、設備のひとつも動かすことはできません。当たり前の話ですが、結局は「人」なのです。社員の力が強ければ結集し、求心力が働き、たくましい発展を遂げることが可能です。各社員に秘められた大きな可能性を高めて飛躍できるようにするのが社長である私の責務ではないかと感じています。

会社をより良くするために、自分からどんどん発信してください。

Q.5これから三光化成に入社する方へどのようなことを期待していますか。

違和感をどんどん発信してほしいですね。われわれとは違う新しい世代、または当社以外の環境下で培ってきた知識や経験に照らして、気づいたことやおかしいなと思ったことを遠慮なくぶつけてきてほしい。ものすごく単純な例をひとつ出すと、もし当社が昔ながらの緊急電話連絡網を使っていたとしたら、「まだこんなことをしてるんですか? 今の時代、SNSの方が断然スムーズですよ」と声を上げてほしいのです。われわれはどうしても旧来の価値観にとらわれ、たとえ非効率だったり時代遅れになっていても前例踏襲をしがちです。それを打ち破ってくれるのは往々にして若い力であり、外から来た方のセンスではないでしょうか。
ただし、です。新しいことがすべて良いわけでもありません。先ほどの例えでいえば、当社の社員全員がスマホを持っていてSNSを日常的に使いこなしているわけではありません。その状態でもしいきなり電話からSNSに切り替えてしまったら大きな支障が出るでしょう。われわれの今のやり方にもそれなりの理由や合理性があります。そこを踏まえてどれだけ新しいものを取り入れてより良いものに改善していくか検討するということが必要です。
ですが、とにかくまず違和感を声に出してもらわないと、そもそも検討するきっかけすらできません。皆さんにはいつでも気軽に声を上げてもらうよう期待していますし、またそうしやすい雰囲気を作るのが会社の役割だと思っています。

自分の人生は、自分で選択して決断してほしい。
そこに三光化成がともにいることができれば幸いです。

自分の人生は、自分で選択して決断してほしい。そこに三光化成がともにいることができれば幸いです。

Q.6最後に、当社へ応募を希望する方々へメッセージをお願いします。

三光化成には様々な活躍の場所があります。例えば管理職を目指すのももちろん一つの道ですが、管理職が主役で一般職は脇役かというと決してそうとは限りません。部署のマネジメントなどでは管理職が主役になり進める一方で、製造現場の最前線で成形工程を行っている場面での主役は成形機オペレーターであり、製品の検品での主役は検査員です。管理職をはじめ他の人は脇役となりサポートします。一人一人が主役であり脇役でもあり、その役割は場面によっていかようにも変わるのです。一握りのスーパーマン的な社員がその他大勢を引っ張っていくのではなく、全社員がいろいろな役割を演じることにより大きな力を集積させていくことができるのが当社のような製造業の良さだと思います。道はひとつではないということです。自分の可能性を信じ、自らの視野を広く持って当社のあらゆる場所で挑戦していってほしいと思います。

時代は刻々と変化し、10年前の当たり前は今の当たり前ではありません。だからこそ、自らの行く先の舵取りは自分自身で行うべきです。仕事でのキャリアということで言えば、当社では社員の希望に応じて部署異動や工場間での異動などキャリアチェンジを柔軟に行える環境を用意しているので、ぜひ自分だけの道を選び取ってもらいたいです。
舵取りという意味では皆さんの人生においても同じです。舵取りとはすなわち決断していくこと。決断とは自ら道を選択し自らの足で歩みその結果を受け入れることです。自分の人生を、心を、魂をまっすぐに見据えて、どうありたいかを決断して前に進んでください。その道に三光化成がともにあることを心から願っていますし、ともに歩んでいければと感じています。
皆さんとお会いできることを、心より楽しみにお待ちしています。

エンジニアリングプラスチックの業界で、次代を担う人材に。
あなたの挑戦をお待ちしています。

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